こんにちは、とておです。
家電量販店に勤めて、20年以上 になる私が、下記のロボット掃除機を比較しながら紹介します。
- エコバックス『DEEBOT X11 OmniCyclone』
- エコバックス『DEEBOT T80 OMNI』
どちらの機種も下記機能が搭載された全自動ロボット掃除機です。
- 吸引掃除
- ふき掃除
- 自動ゴミ回収
- 自動モップ洗浄
- 自動モップ乾燥



【2024年厳選】おススメロボット掃除機5選【6メーカー比較】
『X11 OmniCyclone』『T80 OMNI』
エコバックス『X11 OmniCyclone』は、2025年9月26日に発売のサイクロン方式自動ゴミ回収の全自動ロボット掃除機です。
エコバックス『T80 OMNI』は、2025年7月31日に発売された紙パック式自動ゴミ回収の全自動ロボット掃除機です。
どちらの機種にも共通した主な機能は下記
- ローラーモップでの水拭き
- 自動充電・自動再開
- 落下防止
- 毛がらみ防止システム
- 稼働モップで壁ぎわ拭き掃除
- アプリによる進入禁止エリア設定
- 保存可能マップ数3
- 障害物回避AIVI 3D 3.0
- AI再モップ
- 見守りカメラ
- 自動モップリフトアップ
- 自動ゴミ回収
- 自動給水
- 自動モップ温水洗浄
- 自動モップ温風乾燥
- リアルタイムモップ洗浄
『X11 OmniCyclone』『T80 OMNI』の比較表は下記
DEEBOT X11 OmniCyclone | DEEBOT T80 OMNI | |
色 | ブラウン | ホワイト |
定価 (税込み) | 229,900円 | 149,800円 |
吸引力 | 19,500Pa | 18,000Pa |
水拭き | 〇 OZMOローラー 2.0 定圧式 | 〇 OZMOローラー 定圧式 |
メイン ブラシ | ゴム+毛 1本 | ゴム+毛 1本 |
毛がらみ 防止 | ZeroTangle 3.0 | ZeroTangle 3.0 |
サイド ブラシ | 1本 | 1本 伸縮 |
マッピング | 〇 | 〇 |
保存可能 マップ数 | 3 | 3 |
障害物回避 システム | AIVI 3D 3.0 | AIVI 3D 3.0 |
AI 再モップ | 〇 | 〇 |
エッジ クリーニング | TruEdge 3.0 | TruEdge 2.0 |
音声 アシスタント | Alexa | Alexa |
YIKO | AGENT YIKO | – |
見守り カメラ | 〇 通話可 | 〇 通話可 |
自動充電 自動再開 | 〇 | 〇 |
乗越え可能 段差 | 24mm (最大40mm) | 20mm |
ロボット 水タンク 容量 | 110ml + 95ml(汚水) | 110ml + 90ml(汚水) |
自動モップ リフトアップ | 10mm | 10mm |
自動 ゴミ収集 | 〇 サイクロン | 〇 紙パック |
自動給水 | 〇 | 〇 |
専用洗剤 | 自動投入 (使い分け) | 手動 |
自動 モップ洗浄 | 〇 40~75℃ | 〇 40~75℃ |
自動 モップ乾燥 | 〇 63℃温風 | 〇 45℃温風 |
リアルタイム モップ洗浄 | 〇 | 〇 |
充電時間 | 3時間20分 | 4時間37分 |
本体サイズ | 幅35.1cm 奥行35.3cm 高9.8cm | 幅35.3cm 奥行35.15cm 高9.8cm |
ドック サイズ | 幅38.0cm 奥行49.3cm 高46.5cm | 幅33.8cm 奥行45.9cm 高50.0cm |
主な共通機能
共通機能①毛がらみ防止

エコバックス『X11 OmniCyclone』『T80 OMNI』は、メインブラシにもサイドブラシにも毛がらみしないように、毛がらみ防止システムZeroTangle3.0を搭載しています。
DEEBOT T80 OMNIは、新たに強化された「ZeroTangle 3.0」テクノロジーを搭載し、アップグレードされたARClean Anti-Tangleサイドブラシと高度なトリプルV字構造を採用しています。ゴールデンスパイラル設計に加え、シングルプロング・デュアルクラスターと内側にカーブしたブラシを組み合わせることで、髪の毛の絡まりを効果的に防ぎながら、サイドブラシの清掃性能を向上させます。
エコバックス DEEBOT T80 OMNI 公式HP
共通機能②障害物回避システム

エコバックス『X11 OmniCyclone』『T80 OMNI』は、障害物回避システムとして【AIVI 3D 3.0】が搭載されています。
「AIVI 3D 3.0 OMNI-Approachテクノロジー」は、最先端のAI技術であるVLM(視覚言語モデル)を駆使し、膨大な学習を重ねることで、ロボットは周囲の物体を正確に認識し、素早くその形を捉えることができるようになりました。
エコバックス DEEBOT T80 OMNI 公式HP
共通機能③モップ温水洗浄

エコバックス『X11 OmniCyclone』『T80 OMNI』は、ステーションに戻ると40~75℃の温水でローラーモップを洗浄します。
フローティングタンクは、75℃の熱水を一定に保つか、温度を制御しながら貯蔵します。これにより、ローラーモップが回転している間は常に熱水に完全に浸され、頑固な汚れを溶かして浮かせ、より徹底した清掃が可能になります
エコバックス DEEBOT X11 OmniCyclone 公式HP
共通機能④リアルタイムモップ洗浄
エコバックス『X11 OmniCyclone』『T80 OMNI』は、掃除中にリアルタイムでモップ洗浄して、常にキレイなモップで汚れを引き延ばす心配がありません。
汚水を掻き取った後、清潔な水がモップに供給され、モップを常に清潔に保ちます。最大200 rpmの回転速度で、1分間に200回の高速スクラブおよびすすぎ動作を行い、筋や二次汚染を効果的に防止します。接触面積が小さいため、モップの圧力がより集中し、汚れに対して優れた洗浄効果を発揮します。
エコバックス DEEBOT T80 OMNI 公式HP
『X11 OmniCyclone』『T80 OMNI』違い
違い①吸引力
エコバックス『X11 OmniCyclone』の吸引力は19,500Paです。
エコバックス『T80 OMNI』の吸引力は18,000Paです。
『X11 OmniCyclone』は、『T80 OMNI』よりも吸引力が強力です。
違い②ローラーモップ

エコバックス『X11 OmniCyclone』の水拭き【OZMOローラー2.0】は、3,800Paの圧力と200回転/1分のローラーモップで水拭きします。
エコバックス『T80 OMNI』の水拭き【OZMOローラー】は、3,700Paの圧力と200回転/1分のローラーモップで水拭きします。
違い③サイドブラシ
エコバックス『X11 OmniCyclone』のサイドブラシは固定型で、壁ぎわや家具などの近くで伸縮しないブラシです。
エコバックス『T80 OMNI』のサイドブラシは、壁ぎわや家具などの近くで伸縮して、ゴミを逃しません。
サイドブラシは常に安定した構造で伸びるため、難しいコーナーの隅々まで清掃でき、99%の清掃カバー率*を実現します。
エコバックス DEEBOT T80 OMNI 公式HP
違い④AI再モップ

エコバックス『X11 OmniCyclone』には、【AI Stain Detection 2.0】という汚れの種類や程度に応じた掃除を行う機能が搭載されており、頑固な汚れはディープリモップモードで掃除します。
AI Stain Detection 2.0により、DEEBOTは汚れの種類や程度に応じて清掃戦略を調整します。軽い汚れの場合、簡単な追加モップ清掃を行います。一方、頑固な汚れには「ディープリモップモード」を起動し、強力な洗浄液でモップをすすぎながら、交差パターンで2回の清掃を実行します。これにより、汚れを徹底的に除去し、汚染の再拡散を防ぎます。
エコバックス DEEBOT X11 OmniCyclone 公式HP
エコバックス『T80 OMNI』は、【AIインスタントリモップ2.0】機能を搭載しています。
アップグレードされた「AIインスタントリモップ2.0」は、人工知能が汚れの種類と程度を細かく分析し、最適な清掃方法を自動で選択する、進化したモップシステムです。軽い汚れには、中断せずに迅速にモップ掛けを行い、ステーションでのすすぎなしで連続清掃。ひどい汚れには、ディープクリーンモードで集中的かつ繰り返しモップ掛けし、頑固な汚れやシミを徹底的に除去します。これにより、常に清潔で快適な住環境を維持できます。
エコバックス DEEBOT T80 OMNI 公式HP
違い⑤エッジクリーニング

エコバックス『X11 OmniCyclone』のエッジクリーニングは、【TruEdge3.0】でローラーモップが壁ぎわ1.5cmに到達して水拭きします。
エコバックス『T80 OMNI』のエッジクリーニングは、【TruEdge2.0アダプティブエッジクリーングテクノロジー】と【TruEdge 3Dエッジセンサー】の連携により、ローラーモップが壁ぎわや障害物に近づきながら隅を掃除します。
違い⑥YIKO

エコバックス『X11 OmniCyclone』は音声アシスタントAlexa・Googleに対応しているほか、独自音声アシスタント【AGENT YIKO】に対応しています。
自律的に家をマッピングし、賢いシーン認識によって床の種類を特定し、人間のような推論を通じて適応型の清掃計画を構築します。 AGENT YIKOは、単なる反応的なアシスタンスを超え、ユーザーの好み、ルーティン、部屋のレイアウト、物体密度を照らし合わせることでニーズを積極的に予測します。
エコバックス DEEBOT X11 OmniCyclone 公式HP
エコバックス『T80 OMNI』は音声アシスタントAlexa・Googleには対応していますが、独自音声アシスタントYIKOは搭載していません。
違い⑦乗越え可能段差

エコバックス『X11 OmniCyclone』の乗越え可能な段差は24mmで、連続する段差で最大40mmの段差まで乗越え可能です。
乗り越えられない障害物に直面した場合、ロボットは瞬時に2つの補助クライミングクローを展開します。柔らかいゴム製のグリッピングティースが表面をしっかりと捉えることで、登坂能力を劇的に向上させ、単段で最大2.4cm、連続段差で最大4cmの段差まで対応を可能にします。
エコバックス DEEBOT X11 OmniCyclone 公式HP
エコバックス『T80 OMNI』の乗越え可能な段差は、20mmです。
違い⑧自動ゴミ回収

エコバックス『X11 OmniCyclone』は吸引したゴミを、OMNIステーションの1.6L大容量ダストボックスへと自動回収します。
エコバックス『T80 OMNI』は吸引したゴミを、OMNIステーションの抗菌ゴミパックへと自動回収します。
『X11 OmniCyclone』はゴミパックの交換をしなくても良いので、ランニングコストがかかりません。『T80 OMNI』はゴミパックを交換すれば良いので、ダストボックス清掃の手間は必要ありません。
違い➈洗剤自動投入

エコバックス『X11 OmniCyclone』のOMNIステーションには2種類の洗浄剤用タンクがあり、DEEBOT専用洗浄剤と強力洗浄用の2種類の洗剤を自動で切り替えて使用してくれます。
エコバックス『T80 OMNI』でDEEBOT専用洗浄剤を使用する場合は、ステーションの清水タンクに手動で投入します。
違い⑩モップ乾燥

エコバックス『X11 OmniCyclone』はステーションに戻ったら、温水モップ洗浄の後に、最高63℃の熱風でモップを乾燥します。
エコバックス『T80 OMNI』はステーションに戻ったら、温水モップ洗浄の後に、最高45℃の熱風でモップを乾燥します。
45℃自動熱風乾燥システムは、ローラーを360°回転させながら乾燥させる仕組みで、熱風を正確に片側に正確に集中して送られます。このシステムは、わずか2時間以内にモップを完全に乾燥させ、臭いの発生を効果的に防ぎます。
エコバックス DEEBOT T80 OMNI 公式HP
違い⑪充電時間

エコバックス『X11 OmniCyclone』のフル充電までの時間は3時間20分です。
DEEBOT X11の革新的なPowerBoostテクノロジーは、超高速のエネルギーブーストとノンストップの清掃を提供し、掃除体験を一新します。この自己最適化アルゴリズムは、空間全体を優先的にカバーするために動的にパワーを調整します。加えて、PowerBoostテクノロジーにより3分間の充電でバッテリーを6%回復させ、DEEBOT X11はインテリジェンス駆動による連続稼働を実現し、広大なエリアでも途中で止まることなく、1回で清掃を完了できます。最大設定時でも、手動介入なしに広範囲で一貫したパフォーマンスを維持します。
エコバックス DEEBOT X11 OmniCyclone 公式HP
エコバックス『T80 OMNI』のフル充電までの時間は4時間37分です。
『X11 OmniCyclone』は、『T80 OMNI』よりもフル充電までの時間が早いです。
まとめ
『X11 OmniCyclone』『T80 OMNI』は、吸引掃除・ふき掃除・ゴミ自動回収・モップ自動温水洗浄・モップ自動温風乾が可能な全自動ロボット掃除機です。
どの機種にも共通した主な機能は下記。
- ローラーモップでの水拭き
- 自動充電・自動再開
- 落下防止
- 毛がらみ防止システム
- 稼働モップで壁ぎわ拭き掃除
- アプリによる進入禁止エリア設定
- 保存可能マップ数3
- 障害物回避AIVI 3D 3.0
- AI再モップ
- 見守りカメラ
- 自動モップリフトアップ
- 自動ゴミ回収
- 自動給水
- 自動モップ温水洗浄
- 自動モップ温風乾燥
- リアルタイムモップ洗浄
『DEEBOT X11 OmniCyclone』のメリットは下記
- 19,500Paの高吸引力
- OZMOローラー2.0 で水拭き
- AI Stain Detection 2.0 で床の汚れを除去
- TruEdge3.0 で壁ぎわ拭き掃除
- AGENT YIKO 対応
- 乗越え可能段差24mm(最大40mm)
- 自動ゴミ回収(サイクロン方式)
- 専用洗浄剤自動投入(2種使い分け)
- 最大63℃の熱風で自動モップ乾燥
- フル充電までの時間3時間20分
『DEEBOT T80 OMNI』のメリットは下記
- 伸縮サイドブラシ
- AIインスタントリモップ2.0 で床の汚れを除去
- 自動ゴミ回収(紙パック方式)
『X11 OmniCyclone』と『T80 OMNI』は、吸引力・水拭き・障害物回避能力・壁ぎわや隅の掃除力など、基本的な部分が高いレベルで共通している全自動ロボット掃除機です。
【19,500Pa高吸引力】【紙パックのコストが掛からないサイクロン式】【洗剤自動投入】【AGENT YIKO】【63℃温風乾燥】に魅力を感じるなら『X11 OmniCyclone』をおススメします。
【高性能】【低価格】【メンテナンスが楽な紙パック式】に魅力を感じる人は、『T80 OMNI』をおススメします。
この記事がロボット掃除機選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
他のロボット掃除機も気になる方は、他の記事も見てみて下さい。



コメント