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こんにちは、家電量販店に勤めて、20年以上になる『とてお』です。
今回は電池容量256Whの3機種のポータブル電源3機種を比較紹介します。
ポータブル電源は、
- キャンプアイテム
- 防災アイテム
- DIYアイテム
として注目されている商品です。
今回比較する機種は下記3機種です。
- Anker『Anker 521 Portable Power Station』
- エコフロー『RIVER2』
- JVCケンウッド『BN-RF250』
256Whポータブル電源Anker・エコフロー・Victorの比較表
Anker | EcoFlow | JVCケンウッド | |
ブランド | Anker 521 Power House 256Wh | RIVER | Victor |
型番 | A1720513 | RIVER 2 | BN-RF250 |
電池素材 | リン酸鉄 リチウムイオン | リン酸鉄 リチウムイオン | リン酸鉄 リチウムイン |
容量 | 256Wh | 256Wh | 256Wh |
定格出力 | 300W | 300W X-Boostで 最大450W | 300W |
瞬間 最大出力 | 450W | 600W | 600W |
サイズ (mm) | 211 × 216 × 144 | 245 × 145 × 215 | 幅250 × 高さ145 × 奥行178 |
重量 | 3.7kg | 3.5kg | 4.0Kg |
AC出力 | 2口 100V 3A 50/60Hz 300W | 2口 100V 50/60Hz 300W | 1口 100V 3A 50/60Hz 合計300W |
USB-A 出力 | 2口 5V/3.6A 各口最大12W | 2口 5V/2.4A 各口最大12W | 2口 5V/2.4A |
USB-C 出力 | 1口 5 9 15 20V/3A 最大60W | 1口 5 9 12 15 20V/3A 最大60W | 1口 5 9 12 15V/3A 20V/5A |
シガー 出力 | 1口 12V/10A | 1口 12.6V/8A | 1口 12V 96W |
AC入力 | – | 100-120V 50/60Hz 最大8A | 100V 50/60Hz 550W |
DC入力 | 11-28A 5.5A 最大65W | 11-30V 110W 最大8A | 12-28V DC110W |
PV入力 | – DC入力 共用 | – DC入力 共用 | – DC入力 共用 |
USB入力 | USB-C 5 9 15 20V/3A 最大60W (出力と同じ) | USB-C 5 9 12 15 20V/3A 最大60W (出力と同じ) | – |
充電時間 (AC) | 4.1時間 USB-C 併用で 2.5時間 | 1時間 | 1.8時間 |
充電時間 (シガー) 12V車 専用 | 4.1時間 | 3時間 | 3.5時間 |
充電時間 (ソーラー) | Anker 625 Solar Panel 100W 1枚 4.1時間 | 160Wパネル 1枚 2.5~5時間 | BH-SV180 180W 1枚 3.5時間 |
常時接続 保管 | 〇 | 〇 | 〇 |
EPS機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
LED ライト | 〇 | – | – |
保証 | 1.5年 + 3.5年 | 2年+3年 | 2年 |
サイクル 回数 | 3,000回 80% | 3,000回以上 80% | 4,000回 約80% |
充電 温度 | 0~40℃ | 0~45℃ | 0~40℃ |
動作 温度 | -20~40℃ | -10~45℃ | -10~40℃ |
保管 温度 | 0~40℃ | -10~45℃ | 0~40℃ |
付属品 AC アダプター | 〇 | – | – |
付属品 電源コード | 〇 | 〇 | 〇 |
付属品 シガー コード | 〇 | 〇 | 〇 |
付属品 収納 ポーチ | – | – | – |
Anker 521 Portable Power Station
AnkerのAnker 521 Portable Power Stationはリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しています。電池容量256Wh、定格出力300W。AC出力・USB-A出力・USB-C出力があり、ソーラーパネル充電が可能な小型のポータブル電源です。
Anker 521 のバッテリー
AnkerのAnker 521 Portable Power Stationが搭載しているリン酸鉄リチウムイオンは寿命が長い事がメリットで、Anker 521のサイクル数は3,000回です。
(注)サイクル回数とはポータブル電源が【0%→100%→0%】の順で放電し切った状態を指します。
逆にリン酸鉄リチウムイオン電池のデメリットは大きくて重くなってしまう事です。
三元系リチウムイオン電池を搭載しているJVC Powered by Jackery 表記のBN-RB37-Cと比較するとAnker 521 Portable Power Stationの方が電池容量は119Wh小さいのですが0.1kgだけ重いです。
JVC Powered by JackeryのBN-RF37-Cに関しては他の記事を参照してください。
Anker 521 の容量と定格出力
AnkerのAnker 521 Portable Power Stationは電池容量は256wh、定格出力は300W。
使用出来る電化製品は消費電力が200W台のものに限定されますが、スマホ・タブレット・パソコンの充電、扇風機、カメラやドローンのバッテリーへの充電など多くの用途に使用可能です。
Anker 521 の出力口数
AnkerのAnker 521 Portable Power StationのACコンセント出力口数は2口。
USB出力口数はタイプA2口・タイプC1口の合計3口。
シガーソケット出力は1口です。
合わせると出力口は6口です。
扇風機、スマホ・タブレット・ドローン・カメラなどの充電、LEDライト、電動工具の充電、など同時に多くの電源供給が可能です。
Anker 521 の充電時間
AnkerのAnker 521 Portable Power Stationは家庭用コンセントからの充電時間は4.1時間ですが、USB-C入力を併用すると2.5時間で充電可能です。(USB Power Delivery対応の60W出力以上のUSB急速充電器を使用する必要があります。)
その他、別売りソーラーパネルAnker625を1枚利用して4.1時間でフル充電。シガーソケットから4.1時間でフル充電可能です。
Anker 521 はEPS機能搭載
AnkerのAnker 521 Portable Power Stationはコンセントと電化製品との間に中継して接続することで、急な停電時に電気が遮断されても自動的にポータブル電源からの給電に切り替わるEPS機能が搭載されています。
Anker 521 はLEDライト搭載
AnkerのAnker 521 Portable Stationは前面にLEDライトを搭載しています。1回ボタンを押すと点灯し、2秒長押しするとSOSモードに切り替わります。
今回比較する3機種の中でLEDライトを搭載しているのはAnker521だけです。
Anker 521 は5年間保証
AnkerのAnker 521 Portable Stationは通常保証18ヵ月にAnker Japan公式サイト会員登録で42ヵ月追加され、合計5年保証です。
ソーラーパネル Anker 625 Solar Panel(100W)
AnkerのAnker 521 Portable StationはAnker 625 Solar Panelというソーラーパネル(最大出力100W)で充電が可能です。
Anker 625 Solar Panel 1枚でフル充電まで約4.1時間です。
Anker | |
ブランド | Anker 625 Solar Panel (100W) |
型番 | A2431031 |
最大出力 | 100W 26.5V/3.77A |
USB-C出力 | 1口 15W 5V/3A |
USB-A出力 | 1口 12W 5V/2.4A |
収納サイズ mm | 525×470×85 |
展開サイズ mm | 1,446×525×45 |
質量 | 5.0kg |
保証 | 1.5年+0.5年 |
付属品 | XT60&XT60ケーブル |
付属品 | XT60&DC7909コネクタ |
エコフロー RIVER2
エコフローのRIVER2はリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しています。電池容量256Wh、定格出力300W。AC出力・USB-A出力・USB-C出力があり、ソーラーパネル充電が可能な小型のポータブル電源です。
RIVER2 のバッテリー
エコフローのRIVER2が搭載しているリン酸鉄リチウムイオンは寿命が長い事がメリットで、RIVER2のサイクル数は3,000回です。
(注)サイクル回数とはポータブル電源が【0%→100%→0%】の順で放電し切った状態を指します。
逆にリン酸鉄リチウムイオン電池のデメリットは大きくて重くなってしまう事です。
RIVER2 の容量と定格出力
エコフローのRIVER2は電池容量は256wh、定格出力は300W。X-Boostで最大450Wの出力です。
通常であれば使用出来る電化製品は消費電力が200W台のものに限定されますが、X-Boostモードをオンにすれば最大450W出力が可能です。スマホ・タブレット・パソコンの充電、扇風機、カメラやドローンのバッテリーへの充電など多くの用途に使用可能です。
RIVER2 の出力口数
エコフローのRIVER2のACコンセント出力口数は2口。
USB出力口数はタイプA2口・タイプC1口の合計3口。
シガーソケット出力は1口です。
合わせると出力口は6口です。
扇風機、スマホ・タブレット・ドローン・カメラなどの充電、LEDライト、電動工具の充電、など同時に多くの電源供給が可能です。
RIVER2 の充電時間
エコフローのRIVER2は家庭用コンセントからの充電時間は48分で80%、60分でフル充電が可能です。
その他、別売りソーラーパネルBH-SV180を1枚と別売りソーラー接続ケーブルを利用して3.5時間でフル充電。シガーソケットから3.5時間でフル充電。USB-Cから約5時間でフル充電可能です。
RIVER2 はEPS機能搭載
エコフローのRIVER2はコンセントと電化製品との間に中継して接続することで、急な停電時に電気が遮断されても自動で30ミリ秒以内にポータブル電源からの給電に切り替わるEPS機能が搭載されています。
0ミリ秒での切り替えに対応したUPS機能ではない為、データサーバーやワークステーションなどの完全なUPS機能を必要とするものには使用できません。
RIVER2 は5年間保証
エコフローのRIVER2は通常保証24ヵ月に保証登録で36か月がプラスされ合計5年保証です。
保証登録はエコフローWEBサイトカスタマーサポートで行います。
ソーラーパネル
エコフローのRIVER2は『160W』『110W』『60W』3種のEcoFlowソーラーパネルで充電可能です。
EcoFlow160Wソーラーパネル1枚でフル充電まで2.5~5時間です。
EcoFlow110Wソーラーパネル1枚でフル充電まで3~6時間です。
EcoFlow60Wソーラーパネル1枚でフル充電まで5.3~10.6時間です。
EcoFlow60Wソーラーパネル2枚(並列接続)でフル充電まで2.7~5.4時間です。
ソーラー充電ケーブル(MC4-XT60変換ケーブル)は別売りです。
並列接続に必要なソーラー用二股ケーブルは別売りです。
エコフロー | エコフロー | エコフロー | |
EcoFlow ソーラー パネル 160W | EcoFlow ソーラー パネル 110W | EcoFlow ソーラー パネル 60W | |
最大出力 | 160W 21.4V/9.6A | 110W 21.7V/6.3A | 60W 21.6V/3.5A |
USB-C 出力 | – | – | – |
USB-A 出力 | – | – | – |
収納 サイズ mm | 420×680×24 | 420×514×20 | 420×53.7×20 |
展開 サイズ mm | 1,570×680×24 | 1580×514×20 | 815×53.7×20 |
質量 | 7.0kg | 6.0kg | 4.0kg |
保証 | 1年 | 1年 | 1年 |
付属品 | 保護ケース (キックスタンド) | 保護ケース (キックスタンド) | 保護ケース (キックスタンド) |
JVCケンウッド(Victorブランド) BN-RF250
JVCケンウッドVictorブランドのBN-RF250はリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しています。電池容量256Wh、定格出力300W。AC出力・USB-A出力・USB-C出力があり、ソーラーパネル充電が可能な小型のポータブル電源です。
BN-RF250 のバッテリー
JVCケンウッドVictorブランドのBN-RF250が搭載しているリン酸鉄リチウムイオンは寿命が長い事がメリットで、BN-RF250のサイクル数は4,000回です。
(注)サイクル回数とはポータブル電源が【0%→100%→0%】の順で放電し切った状態を指します。
逆にリン酸鉄リチウムイオン電池のデメリットは大きくて重くなってしまう事です。
三元系リチウムイオン電池を搭載しているJVCケンウッドJVC Powered by Jackery 表記のBN-RB37-Cと比較するとBN-RF250の方が電池容量は119Wh小さいのですが0.4kg重いです。
JVC Powered by JackeryのBN-RF37-Cに関しては他の記事を参照してください。
BN-RF250 の容量と定格出力
JVCケンウッドVictorブランドのBN-RF250は電池容量は256wh、定格出力は300W。
使用出来る電化製品は消費電力が200W台のものに限定されますが、スマホ・タブレット・パソコンの充電、扇風機、カメラやドローンのバッテリーへの充電など多くの用途に使用可能です。
BN-RF250 の出力口数
JVCケンウッドVictorブランドBN-RF250のACコンセント出力口数は1口。
USB出力口数はタイプA2口・タイプC1口の合計3口。
シガーソケット出力は1口です。
合わせると出力口は5口です。
扇風機、スマホ・タブレット・ドローン・カメラなどの充電、LEDライト、電動工具の充電、など同時に多くの電源供給が可能です。
BN-RF250 の充電時間
JVCケンウッドVictorブランドのBN-RF250は家庭用コンセントからの充電時間は1.8時間です。
その他、別売りソーラーパネルBH-SV180を1枚利用して3.5時間でフル充電。シガーソケットから3.5時間でフル充電可能です。
BN-RF250 はEPS機能搭載
JVCケンウッドVictorブランドのBN-RF250はコンセントと電化製品との間に中継して接続することで、急な停電時に電気が遮断されても自動的にポータブル電源からの給電に切り替わるEPS機能が搭載されています。
0ミリ秒での切り替えに対応したUPS機能ではない為、データサーバーやワークステーションなどの完全なUPS機能を必要とするものには使用できません。
BN-RF250 は2年間保証
JVCケンウッドVictorブランドのBN-RF250は2年(24か月)です。メーカー登録の延長保証はありません。
ソーラーパネル
JVCケンウッドVictorブランドのBN-RF250は『68W』『100W』『180W』3種のソーラーパネルで充電可能です。JVCケンウッドから発売されている『Victorブランドソーラーパネル』も『JVC Powered by Jackeryのソーラーパネル』も両方接続可能です。
BH-SV180(180W)1枚でフル充電まで3.5時間です。
BH-SV100(100W)1枚でフル充電まで5時間です。
BH-SV68(68W)1枚でフル充電まで7時間です。
JVCケンウッド | JVCケンウッド | JVCケンウッド | |
ブランド | Victor | Victor | Victor |
型番 | BH-SV180 | BH-SV100 | BH-SV68 |
最大出力 | 180W 22.3V/8.06A | 110W 18V/5.55A | 60W 22V/3.09A |
USB-C 出力 | – | 1口 15W 5V/3A | 1口 15W 5V/3A |
USB-A 出力 | 2口 10W 5V/2A | 1口 12W 5V/2.4A | 1口 12W 5V/2.4A |
収納 サイズ mm | 550×510×45 | 625×540×40 | 440×540×40 |
展開 サイズ mm | 1,896×550×25 | 1,250×540×20 | 880×540×20 |
質量 | 5.3kg | 4.0kg | 3.0kg |
保証 | 1年 | 1年 | 1年 |
付属品 | 接続ケーブル | 接続ケーブル | 接続ケーブル |
ソーラーパネルでの充電時間一覧
Anker | EcoFlow | JVCケンウッド | |
ブランド | Anker 521 Power House 256Wh | RIVER | Victor |
型番 | A1720513 | RIVER 2 | BN-RF250 |
電池素材 | リン酸鉄 リチウムイオン | リン酸鉄 リチウムイオン | リン酸鉄 リチウムイン |
容量 | 256Wh | 256Wh | 256Wh |
定格出力 | 300W | 300 | 300W |
180W パネル 充電 | BH-SV180 180W 1枚 3.5時間 | ||
160W パネル 充電 | ※160Wパネル 1枚 2.5~5時間 | ||
110W パネル 充電 | ※110Wパネル 1枚 3~6時間 | ||
100W パネル 充電 | Anker 625 Solar Panel 100W 1枚 4.1時間 | BH-SV100 100W 1枚 5時間 | |
68W パネル 充電 | BH-SV68 68W 1枚 7時間 | ||
60W パネル 充電 | ※60Wパネル 1枚 5.3~10.6時間 2枚 (並列接続) 2.7~5.4時間 |
※エコフローRIVER2とソーラーパネルの接続には別売り接続ケーブルが必要です。
※エコフローRIVER2とソーラーパネルを並列接続する場合はソーラーパネル用二股ケーブルが必要です。
まとめ
Anker 521 Portable Power Stationは比較3機種の中で唯一LEDライトが搭載されています。
RIVER2は比較3機種の中で最も軽く、最も充電時間が早いポータブル電源で、X-Boost機能で450Wまで出力可能と優れたところが目立ちます。ただソーラーパネルとの接続では別売りケーブルの買い忘れに注意です。
BN-ER250は比較3機種の中で最も寿命が長く、サイクル回数は4,000回です。
今回取り上げたポータブル電源どれも、寿命が長くEPS機能搭載で使いやすいおススメできるモデルです。今回の記事がポータブル電源選びの役に立てば嬉しいです。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。
その他のポータブル電源も気になる方は下記記事を参考にして下さい。
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